SAVE THE RABBITS(アドレス変わりました)
捨てられたどうぶつ達と出会って丸10年が経ちました。 
2017.07.28 Fri 04:23
喜ばしいことではありませんが、NPO法人LOVE & PEACEで捨てられたどうぶつ達に携わって丸10年が経ちました。

元々、横道にそれた子ども達に寄り添って学校復帰や社会復帰のサポートをしていたLOVE & PEACEが人間の子ども達だけじゃなく、どうぶつ達を守る活動を始めたことに周りからは非難はされませんでしたが、お人好しにもほどがあると笑われました。

でも子ども達に命の大切さを伝えようと活動している団体が命を大切にできないことのほうがおかしいと説得をして現在の動物福祉部の原型のようなものを作りました。

最初から捨てられるどうぶつ達のことを知っていたわけではなく、ただ個人でうさぎをかわいがっているひとりの飼い主に過ぎませんでしたが、どうぶつ達の置かれている現状を知る機会があり、それを機に勉強会などに参加するようになったのですが、その頃にお世話になっている方から「あなたはうさぎを飼っているんだろう?大阪府のセンターに保護されたうさぎがたくさんいるのだけど、職員は誰もうさぎのことがわからないので一度見に行ってほしい」と頼まれたことがきっかけとなり、大阪府のセンターに見学に行くことになりました。

JRの駅からバスに乗ってさらに50分ほど山道を登っていくとても辺鄙な場所に大阪府動物一時保護センターがあります。このセンターは犬以外の小動物が収容されていました。

猫が中心ですが、うさぎ・モルモット・フェレット・ハムスター・爬虫類など。

そこで初めて会った捨てられて保護されたといううさぎ達の部屋に入ってびっくり。

錆びついたケージに穴の空いたすのこ。ごはんには虫が舞い、漬物樽に糞尿を溜めていたので強烈な匂い。

これはひどいと勝手に掃除を始め、次の週には新しいケージや飼育用品を持ち込んで新しくしてしまいました。

そんなことを勝手にしたもんだから帰りに大阪府庁からお叱りの電話をいただきました。勝手なことはしないでくれと。そりゃそうですわ。

初めて行った時はとてもアウェイな雰囲気で「何しにきたんだ」というオーラを感じながらでしたが、職員さん達と信頼関係を作っていき、里親募集のお手伝いをさせていただくことになり、少しづつ職員さん達にも信頼していただけるようになり、センターにいる子達に新しい家族へのバトンをつなぐ役割の一端を担わせていただきました。

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↑センターから初めて里親さんの元へと巣立っていったピーターくんです。

暑い夏も強烈な雪が吹きすさぶ冬も、週に一度のペースでセンターに通い、里親候補の人を連れて行ったりしていました。

猫はボランティアさんがいたのでおまかせしていましたが、うさぎ以外の小動物達も里親さんへのバトンをつないでいきました。

その頃にお迎えしていただいた子達はもうほとんどみんな亡くなってしまっていますが、素晴らしいご縁をいただき、大切な財産となっています。

今は他の行政機関から引き取り依頼を受けるようになり、センターの子達は府の職員さん達におまかせしてしまってます。

大阪府も羽曳野市に新しいセンターを建設中ということで、そのセンターもなくなるようですが、センターに連れてこられる子達がいなくなることが一番だと思っています。

ペットショップやブリーダーなどの業者はもちろん、飼い主ひとりひとりが命を大切にすることを考えてくれたら不幸な子達もいなくなるはず。

そんなことを願いながら毎日どうぶつ達のお世話をしています。

でもたくさんの人達の頑張りで10年前とは行政の取り組みも大きく変わってきています。有無を言わさず殺処分という風潮はなくなりました。でもお金儲けのために繁殖する人達、安易に買って身勝手に捨てる人たちは相変わらずたくさんいます。

そんな人たちがいなくなって、人とどうぶつ達が共生できる社会にしていきたいということを願いながら10年を振り返ってみました。